ジャポニカ自由帳。 -4ページ目

healthia

ヘルシアをこれでもかってくらい飲んでみた。
すると心が急に軽くなった。
これがヘルシア効果か
などと感心する間もなく
足は自然とスキップし始めた。
スキップしながら
そういえばこの前思いっきり泣いたことを思い出した。
さっき飲んだヘルシアの量は
この前の涙の量と
とってもイーヴンなんだ
と気づいたとき、はじめて
心が軽くなったわけを知った。

ヘルシアはほろ苦くてほんのり甘い
あのときの思い出。

フィッシュマンズ。

駆け抜けるように、過ぎ去った90年代。
いつまでも鳴り響く、メロディ、そしてグルーヴ。
彼らが残した音楽は決して色褪せることはない。
そう、フィッシュマンズの音楽はいつだって僕らを夢中にさせるんだ。

    映画 『THE LONG SEASON REVUE』から

金曜日。
仕事終わり
深夜
帰路
のタクシー。
窓の外で流れてく風景。
トラフィックライト。
街のネオン。
野良猫。
ホームレス。
飲み会終わりのサラリーマン。
OL。
そんなもんを横目で(半目で)ボーっと見ながら。
聴こえてくるのは、やさしいメロディ。

疲れたときに、狂ったように癒してくれる。

フィッシュマンズ。

nomusicnolifeCM

B-BOYが1人。
外出する前。
ベースボールキャップを、さっ、と、かぶる。
ジャケットを、ばっ、と、はおる。
玄関の前でしゃがみ込み
片膝を立ててスニーカーの靴ひもを、きゅっ、と結ぶ。
すべてお気に入りの、真新しいアイテムたち。
そして玄関のドアを開け、さっそうと街へ出て行く。
横スクロール画面、上手から下手へとB-BOY歩く。
手前は交通の激しい道路。
天気、曇りだす、どんどん悪くなって、
雨がポツポツ、そしてどしゃぶりに。
B-BOY、ずぶぬれだが、かまわず歩く、肩をゆらしながら。
手前の道路、トラックが通る。
泥水をひっかけられる。
B-BOY、ずぶぬれ泥だらけだが、かまわず歩く、肩をゆらしながら。
画面はB-BOYの進行方向向きの肩越しに切り替わる。
向こうから友達が歩いてくるのが見える。
近づいてきて分かる、そいつは自分とまったく同じ境遇、
ずぶぬれ泥だらけ。
画面は2人に寄る。
「yo」とハンドシェイク。
画面はB-BOY横顔の寄りに。
耳にはipod、家から聴いていて、
友達と話すため、そこではじめてイヤフォンをはずす。
そしたら、そこではじめて、リズミカルなベースの効いた
ヒップホップの音楽が流れ出す(音量は小→大へ)。
そこにコピー。

「 NO MUSIC NO LIFE 」

nikeCM



交差点。
信号が赤になる。
高級車が止まる。
その横にバイシクルメッセンジャーの自転車が止まる。
メッセンジャー、顔を高級車へ向ける。
お金持ちっぽい、高そうなアクセサリー、
サングラスをつけた男性、女の子を助手席に乗せて。
メッセンジャー、顔を信号へ向ける。
青になる。
すかさずペダルをこぎ出すが、さすが高級車、すぐに抜かされ見えなくなる。
1週間後。
メッセンジャー、サーフィンをしに海へ行く。
さすが、毎日運動しているだけあって、かなりいい体。
そこに、またあの時の高級車の男性。
また女の子を連れてるが、その子、なんだか浮かない顔。
男性、またあの時みたいにサングラスをして格好つけてはいるが、体は脂肪たっぷり。
そこに黒バック白字のコピー。

「WINNER : BODY」

NIKE



『考えないヒント』

 

問います。

 
この前お寺へ行って読経をした。
マジで読経なんて生まれてはじめての体験。
時々どこを読んでいるか分からなくなることもあったが
思っていたより案外読める。
そしてこれが不思議なほど音楽的。
この宗派が特にそうなのか、自分のリズム感のよさがそう聞こえさせるのか。
とにかく、呪術的とも言えるような不思議なリズムで結構ハマった。
一種の催眠効果があるのかもしれない。

リズムといえば、人間は、自然は、常にある種のリズムのもとに存在している。
心臓は休むことなしに一定のリズムで鼓動を続け
大陽は昇っては沈むを繰り返し
植物もまたそのリズムに従って生きている。

リズムってのには人間の根本的な何かを刺激する働きがあるのかもしれないなー。
それが最も顕著に表れている例が音楽でしょ。

そこで、決まりきった文句でもう一度問うてみる。

NO MUSIC NO LIFE?

its all greek

世界が完全に思考停止する前に、あなたは何をしますか。

ぼくは、とにかく身の回りの整理がしたいのです。
たとえば、会社にあるデスク。
その乱雑具合は皆さんの想像を絶するところであります。
まぁその具合を創造だとしてしまえば、こっちのもん、ではありますが。

それに、自宅。
仕事に追われながら、日々生きていくことは容易なことではありません。
なにせ洗濯物が溜まるいっぽうなのですから。
ゴミも同じこと。
腹が減ったら、コンビニへ行き、お金を消費し
そしてカロリーとゴミが溜まっていくのです。

仕事といえば、スケジュールの管理をきちんとしなければなりませんね。
かかえている仕事はひとつふたつじゃあありませんから。
すべてを頭の中で片付けようとすると、とたんに容量オーバーになるものです(いまのぼくです)。

そういった、カオスみたいな身の回りをぼくは整理したいだけなのです。
そうすることで、次のステップへと進める。
まさしく、フューチャーインアワーハンズ、バット余裕がない
という状態からの脱出です。

世界が完全に思考停止する前に。


(森達也 『世界が完全に思考停止する前に』を読んで) 

i am busy man ya know?

やべーちょーいそがしー
今週
すでに
二度目の
ザブー
みたいな

うち電気止まったし
ザブーのほうが快適なのが
なんだかいいようなわるいような
まぁまぁ今日は早く帰るぞー
おー

新年



あけまして、おめでとうございます。

2007は飛躍の年だ
飛ぶぜっ


とり

富士はゆーやけ。


そのときぼくは廃墟の屋上にいた。
富士は夕焼けで頬をほんのり赤く染めていた。

目的を失ってしまったタテモノの上で
ぼくたちはぼくたちの目的を果たそうとしている。

でもなんだかな。

徹夜明けの次の日に
1日の終わりをこんなにもゆっくり眺めることができたぼくは
なんだかもう帰りたくなったんだ。

おつかれさま。

イヴの夜に。


ぼくはひとり待っていた。
サンタクロースが来るのをずっと待っていた。
眠い目をこすりながら窓の外を眺める、雪がしんしんと降り続く街、まるで
まるで、ぼくの家は雲の上のお城みたいだ。
あたりをぼんやりと照らす外灯は
ぼくの淡い期待。
メリークリスマス。

きれいな夢みて、おやすみなさい。