富士はゆーやけ。 | ジャポニカ自由帳。

富士はゆーやけ。


そのときぼくは廃墟の屋上にいた。
富士は夕焼けで頬をほんのり赤く染めていた。

目的を失ってしまったタテモノの上で
ぼくたちはぼくたちの目的を果たそうとしている。

でもなんだかな。

徹夜明けの次の日に
1日の終わりをこんなにもゆっくり眺めることができたぼくは
なんだかもう帰りたくなったんだ。

おつかれさま。